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2004年の記事

 

 

 

 

 

シックコーポレーション

 

■女性の悩みをビジネスに!関西発!ヘアエステサロン
業種:ヘアエステサロン
シックコーポレーション

「髪の毛が痛んでいると悩むひとは多い。しかし、なかなかそれを解決できる店がない。そこにビジネスチャンスが−」と張り切るのは、そうした女性向けにトリートメントに専門化した店をオープンし、独自の市場を切り開いた、シックコーポレーション(宝塚市、従業員17名)の山本社長。

美容師免許を持つ山本社長が宝塚市に美容室を開いたのは平成3年。クーポン券などで技術を安売りすることに疑問を持ち、美容院で販売している商品(店販商品)を割り引いて販売することを思いつき、平成8年夏、大阪・心斎橋に店販商品専門の店舗をオープンした。同店では販売した自社開発のトリートメント剤が好評を呼び、実際に施術してほしいとの要望が多かったのに着眼、平成14年に同地に女性専用のトリートメント専門店を開設する。一方、髪を痛めない技術サービスを提供する美容室を大阪、東京に相次いで開いた。

これまで、美容室のサービスの中では、カットやパーマなどのオプションメニューでしかなかったトリートメントの位置づけを変え、トリートメントを中心に据えた新しいコンセプトの美容業を狙ったのが大きな特色だ。それを中核にいくつもの美容ビジネスで周辺を固め、全国20万店以上とされる美容業界で、同社は、独自の色合いのビジネスを築きつつある。

”おしゃれはしたいが髪や頭皮を痛めたくない”という世の女性の夢をビジネス化の動機にしている。それも、トリートメントという従来、補助的だった技術を、主役にあてた点が業界の常識を革新している。同業他社の進出の動きもある。しかし、山本社長は一向に動じない。むしろ「歓迎したい。市場がそれだけ盛り上がってくると、お客様にトリートメントの重要性をもっと感じていただける」と一層、トリートメント・ビジネスに意欲を燃やしている。


著作者:e-中小企業庁&ネットワーク
出典:中小企業ネットマガジン


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