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2008年の記事

 

 

 

 

 

モデライズ株式会社

 

■人工知能の開発をライフワークに起業を実現

業種:人工知能の開発
モデライズ株式会社


企業は利用者の次の購買行動・アクションが何であるかを知りたいと考え、アンケート調査等を駆使したマーケティングに多大な労力を投下している。もし、利用者の趣味・嗜好を一定の情報から自動的に判断し、次の購買行動を先取りした最適な情報を提供するようなシステムがあれば、企業は収益機会を極大化することができる。ITに詳しくない者からすれば空想的とも思えるような、顧客行動のモデル化と予測を実現するサービスを提供する企業がモデライズ株式会社だ。

当社は、独立行政法人産業技術総合研究所(産総研)でベイジアンネットという行動予測技術の事業化に向けて研究に取組んできた高村社長・本村取締役たちが中心となって平成17年に創業した産総研技術移転ベンチャー企業である。社長の高村は京都大学大学院を終了後、大手電気メーカーに就職。スタンフォード大学で人工知能研究に従事。平成15年に産総研ベンチャー開発センターに招聘され、そこでベイジアンネットワークの研究を中心的に行なってきた本村取締役と出会い、創業を決意した。

産総研・当社がベイジアンネット技術を用いて独自に開発した行動予測エンジン(ソフト)は、企業の顧客データの分析により、利用者のTPOに応じて最適な情報を自動的に提供するものであり、このような高度な次世代情報検索サービスには人工知能的な技術が必要と言われている。社長の高村は「ベイジアンネットは人工知能分野の中でも期待の星といえる技術である。」と語る。社長の高村は学生時代よりコンピュータの究極のテーマである人工知能に強く関心を持ち、人工知能の開発をライフワークにしたいと考えていた。そのような想いを抱きつつ出会った技術がベイジアンネットである。

当社が開発した行動予測エンジンを既に導入し大きな成果をあげている世界的企業もあり、又、今後も多用な分野で多くの企業等での活用が期待されている。最適な情報を提供することが企業の競争力を高めることは言うまでもないが、情報を提供される利用者にとってもミスマッチングな提案を受けるよりは、より嗜好にあったサービス提案が好ましいことは言うまでもない。特に買い物苦手な者にとっては。



著作者:e-中小企業庁&ネットワーク
出典:中小企業ネットマガジン


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