東京総研トップへ

元気な企業(最新)

2009年の記事

 

 

 

(株)シェイク

 

■個人から会社から日本をもっと元気にしたい

業種:人材育成支援
(株)シェイク

人材育成企業の(株)シェイク(東京都目黒区:吉田実社長)は、森田社長(現会長)が平成12年(2000年)に事業をスタートさせた時は企業から調査やコンサルティングの依頼を請け負っていた。しかし、その時から人材育成への想いがあった。「学生の時はイキイキしていても、社会に出て元気をなくす若者が多いのではないか。人材は日本の貴重な資源なはず。このままでは日本が弱くなっていくのではないか。」

平成14年、森田は「人材に特化した企業に転換する」と宣言。これに反発し、自分以外の社員4人中3人は辞めてしまった。しかし、強い気持ちは変わらなかった。「自律型人材を育成したい」。自律型人材とは、自ら考えて行動し、やりきる人材と定義する。このような人材がこれからの時代には不可欠ではないか。

立ち上がった新生シェイクは理念はあれど、商品はない状態からのスタートだった。それでも営業を開始し、お客さまと少しずつ理念を共有しながら、必要な研修(商品)イメージを創り上げていった。

平成16年に初めて社会人に対して新人研修を行った。「成果を出している人に共通している要素を考えてみましょう」というのが研修のベースとなった。これに加えて早い段階からと学生向けスクールも行った。しかし、やればやるほど赤字になってしまう。「やりたいことが全くビジネスに結びつかないジレンマがあった」と吉田社長は話す。そこで、企業が行う学生セミナーをプロデュースすることで、少しずつ事業が回り始めた。この場合、企業は必要な人材を早い段階で見極め、確保しやすくなる。

採用支援やマナー、モラルの研修も手がけている。研修は遊びではないので、受講者に気が入ってなければ講師は本気で怒るという。導入企業のリピート率は90%に達する。イキイキと働く人が一人でも増えて欲しいとい願って(株)シェイクは歩み続ける。


著作者:e-中小企業庁&ネットワーク
出典:中小企業ネットマガジン


著作者の承諾を得て掲載しています。無断転載ご遠慮願います。

 

▲ TOP

2009年の記事に戻る