賃金に対する意識調査
賃金に関する経営者の意識調査のデータをご紹介します。
■賃金体系の考え方
日本経済を長年支えてきた「年功序列型賃金」への支持率は著しく低下してるもの、「両社の折衷」も合わせると、いまだ根強い支持があると言えます。おおむね能力主義の賃金体系が時代の趨勢といえましょう。
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主として年功序列主義を重視する 0.8%
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主として能力主義を重視する 55.9%
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両者の折衷 28.3%
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どちらともいえない 12.5%
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■賃金改定で最も重視する要素
71%の経営者が企業業績に応じた賃金改定を行いたいと考えています。
従来の年功序列型賃金体系では、賃金は年齢や勤続年数で決定してしまいますので、企業業績に応じた賃金改定の完全な実現はできません。
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■人事考課制度の導入
能力主義・成果主義賃金体系への移行には社員の能力や業績を評価する「人事考課制度」が不可欠です。
過半数の企業が人事考課制度を導入していますが、企業規模によって導入割合は著しく違います。
5000人以上の大企業では98.3%が制度を導入しているのに比べて、30〜99人の中小企業では39.4%が導入しているにすぎません。
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人事考課制度がある 51.0%
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人事考課制度がない 49.0%
企業規模 |
割合(%) |
5,000人以上
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98.3
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1,000〜4,999人
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96.5
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300〜 999人
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89.1
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100〜 299人
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73.7
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30〜 99人
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39.4
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■終身雇用の問題点
■終身雇用を重視するか
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終身雇用慣行を重視する 8.5%
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終身雇用慣行にこだわらない 48.6%
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どちらともいえない 39.9%
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参考:厚生労働省「雇用管理調査」、東京都「中小企業の賃金事情」他
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